朝ドラ歴代ヒロイン一覧|全115作の主演女優と最近の作品まで

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朝ドラ歴代ヒロイン一覧|全115作の主演女優と最近の作品まで

「朝ドラの歴代ヒロインって、全部で何人いるんだろう」と思って検索した方へ。連続テレビ小説はこれまでに115作つくられていて、ヒロインを演じた女優はのべ120人です。

作品の数と人数が合わないのは、ヒロインが2人以上いた作品と、主役が男性だった作品があるからです。そのあたりも表にして整理しました。

この記事では、第1作『娘と私』から放送中の第115作『ブラッサム』まで、作数・放送時期・ヒロイン・制作局・平均視聴率を1つの表にまとめています。名前だけの一覧ではなく、あとから自分で確かめられる形にしました。

さらに、まだ放送されていない第116作から第118作まで、すでに発表されている作品と主演も載せています。次に誰が出るのかまで、ここで分かります。

この記事でわかること
  • 第1作から第115作までのヒロイン一覧(昭和・平成・令和の3つの表)
  • ヒロインがのべ120人で作品数と合わない理由(男性主演10作・複数ヒロイン15作)
  • いま放送中の作品と、2028年前期まで発表されている次の作品
質問

昔の作品まで全部載っている一覧って、どこかにありますか?

あんな

NHKのアーカイブスに全作のリストがありますよ。この記事はそこと突き合わせて作りました。

目次

朝ドラ歴代ヒロイン一覧【全115作】NHKのリストで確かめた主演女優

朝ドラ歴代ヒロイン一覧【全115作】NHKのリストで確かめた主演女優

連続テレビ小説は1961年の『娘と私』から始まり、いまは2026年9月28日に始まった第115作『ブラッサム』が放送中です。ヒロインを演じた女優はのべ120人です。

下の表は、その115作を昭和・平成・令和の3つに分けたものです。作数・放送時期・作品名・ヒロイン・制作した局・平均視聴率を並べました。

元号は放送が始まった時点で分けています。表の「制作」は、その作品を作ったのが東京と大阪のどちらかという意味です。

平均視聴率は、公表されている期間平均の数字(ビデオリサーチ調べ・関東地区・世帯)です。古い作品には数字が残っていないものがあり、その場合は「—」にしています。

昭和のヒロイン一覧(第1作〜第41作・1961〜1988年)

昭和に始まった作品は41作です。この時期は1年かけて1作を放送していたため、1961年から1988年までの28年間で41作しかありません。

ヒロインの名前が入っていない行が6つあります。『娘と私』『あかつき』『たまゆら』『ロマンス』『心はいつもラムネ色』『いちばん太鼓』の6作は、主役が男性だったからです。

作数放送作品名ヒロイン(主演)制作平均視聴率
11961年娘と私(主演は北沢彪/男性)東京—
21962年あしたの風渡辺富美子東京—
31963年あかつき(主演は佐分利信/男性)東京—
41964年うず潮林美智子大阪30.2%
51965年たまゆら(主演は笠智衆/男性)東京33.6%
61966年おはなはん樫山文枝東京45.8%
71967年旅路日色ともゑ(主演は横内正)東京45.8%
81968年あしたこそ藤田弓子東京44.9%
91969年信子とおばあちゃん大谷直子東京37.8%
101970年虹南田洋子東京37.9%
111971年繭子ひとり山口果林東京47.4%
121972年藍より青く真木洋子東京47.3%
131973年北の家族高橋洋子東京46.1%
141974年鳩子の海斉藤こず恵→藤田美保子東京47.2%
151975年前期水色の時大竹しのぶ東京40.1%
161975年後期おはようさん秋野暢子大阪39.6%
171976年前期雲のじゅうたん浅茅陽子東京40.1%
181976年後期火の国に鈴鹿景子大阪35.0%
191977年前期いちばん星高瀬春奈→五大路子東京37.2%
201977年後期風見鶏新井春美大阪38.3%
211978年前期おていちゃん友里千賀子東京43.0%
221978年後期わたしは海相原友子大阪35.9%
231979年前期マー姉ちゃん熊谷真実東京42.8%
241979年後期鮎のうた山咲千里大阪42.7%
251980年前期なっちゃんの写真館星野知子東京39.6%
261980年後期虹を織る紺野美沙子大阪38.5%
271981年前期まんさくの花中村明美東京37.1%
281981年後期本日も晴天なり原日出子東京36.6%
291982年前期ハイカラさん手塚理美東京36.2%
301982年後期よーいドン藤吉久美子大阪38.8%
311983年おしん小林綾子→田中裕子→乙羽信子東京52.6%
321984年前期ロマンス(主演は榎木孝明/男性)東京39.0%
331984年後期心はいつもラムネ色(主演は新藤栄作/男性)大阪40.2%
341985年前期澪つくし沢口靖子東京44.3%
351985年後期いちばん太鼓(主演は岡野進一郎/男性)大阪33.4%
361986年前期はね駒斉藤由貴東京41.7%
371986年後期都の風加納みゆき大阪39.3%
381987年前期チョッちゃん古村比呂東京38.0%
391987年後期はっさい先生若村麻由美大阪38.1%
401988年前期ノンちゃんの夢藤田朋子東京39.1%
411988年後期純ちゃんの応援歌山口智子大阪38.6%

数字を見ると、40%を超えた作品がこの表に16あります。テレビの見られ方そのものが今とはまるで違う時代で、朝の時間帯に家族でつけている家が多かった時期です。

平成のヒロイン一覧(第42作〜第100作・1989〜2019年)

平成に始まった作品は59作です。半年で1作というペースが完全に定着し、30年で59作と、昭和の1.4倍のスピードで作られました。

この時期にヒロインを務めた人には、松嶋菜々子さん・竹内結子さん・石原さとみさん・宮﨑あおいさん・有村架純さん・広瀬すずさんなど、そのあと主演級になった女優が並んでいます。

作数放送作品名ヒロイン(主演)制作平均視聴率
421989年前期青春家族いしだあゆみ・清水美砂東京37.8%
431989年後期和っこの金メダル渡辺梓大阪33.8%
441990年前期凜凜と(主演は田中実/男性)東京33.9%
451990年後期京、ふたり山本陽子・畠田理恵大阪35.6%
461991年君の名は鈴木京香東京29.1%
471992年前期おんなは度胸泉ピン子・桜井幸子大阪38.5%
481992年後期ひらり石田ひかり東京36.9%
491993年前期ええにょぼ戸田菜穂大阪35.2%
501993年後期かりん細川直美東京31.4%
511994年前期ぴあの純名里沙大阪25.5%
521994年後期/1995年前期春よ、来い安田成美→中田喜子東京24.7%
531995年後期走らんか!(主演は三国一夫/男性)大阪20.5%
541996年前期ひまわり松嶋菜々子東京25.5%
551996年後期ふたりっ子岩崎ひろみ・菊池麻衣子大阪29.0%
561997年前期あぐり田中美里東京28.4%
571997年後期甘辛しゃん佐藤夕美子大阪26.6%
581998年前期天うらら須藤理彩東京27.7%
591998年後期やんちゃくれ小西美帆大阪22.5%
601999年前期すずらん遠野凪子東京26.2%
611999年後期あすか竹内結子大阪24.4%
622000年前期私の青空田畑智子東京24.1%
632000年後期オードリー岡本綾大阪20.5%
642001年前期ちゅらさん国仲涼子東京22.2%
652001年後期ほんまもん池脇千鶴大阪22.6%
662002年前期さくら高野志穂東京23.3%
672002年後期まんてん宮地真緒大阪20.7%
682003年前期こころ中越典子東京21.3%
692003年後期てるてる家族石原さとみ大阪18.9%
702004年前期天花藤澤恵麻東京16.2%
712004年後期わかば原田夏希大阪17.0%
722005年前期ファイト本仮屋ユイカ東京16.7%
732005年後期風のハルカ村川絵梨大阪17.5%
742006年前期純情きらり宮﨑あおい東京19.4%
752006年後期芋たこなんきん藤山直美大阪16.8%
762007年前期どんど晴れ比嘉愛未東京19.4%
772007年後期ちりとてちん貫地谷しほり大阪15.9%
782008年前期瞳榮倉奈々東京15.2%
792008年後期だんだん三倉茉奈・三倉佳奈大阪16.2%
802009年前期つばさ多部未華子東京13.8%
812009年後期ウェルかめ倉科カナ大阪13.5%
822010年前期ゲゲゲの女房松下奈緒東京18.6%
832010年後期てっぱん瀧本美織大阪17.2%
842011年前期おひさま井上真央東京18.8%
852011年後期カーネーション尾野真千子→夏木マリ大阪19.1%
862012年前期梅ちゃん先生堀北真希東京20.7%
872012年後期純と愛夏菜大阪17.1%
882013年前期あまちゃん能年玲奈東京20.6%
892013年後期ごちそうさん杏大阪22.3%
902014年前期花子とアン吉高由里子東京22.6%
912014年後期マッサンシャーロット・ケイト・フォックス(主演は玉山鉄二)大阪21.1%
922015年前期まれ土屋太鳳東京19.4%
932015年後期あさが来た波瑠大阪23.5%
942016年前期とと姉ちゃん高畑充希東京22.8%
952016年後期べっぴんさん芳根京子大阪20.3%
962017年前期ひよっこ有村架純東京20.4%
972017年後期わろてんか葵わかな大阪20.1%
982018年前期半分、青い。永野芽郁東京21.1%
992018年後期まんぷく安藤サクラ大阪21.4%
1002019年前期なつぞら広瀬すず東京21.0%

数字は平成のあいだに大きく下がっています。ただしこれは作品の中身というより、録画とインターネットが広がって「放送中に見る人」が減ったことの影響が大きいと考えられます。

令和のヒロイン一覧(第101作〜第115作・2019年〜)

令和に入ってからは15作です。第105作『カムカムエヴリバディ』のように、3人のヒロインが親子3代を演じる作品も出てきました。

第114作『風、薫る』は9月25日に最終回を迎え、期間平均視聴率は13.8%でした(産経ニュース)。いちばん下の第115作『ブラッサム』は放送中なので、平均視聴率はまだ出ていません。

作数放送作品名ヒロイン(主演)制作平均視聴率
1012019年後期スカーレット戸田恵梨香大阪19.4%
1022020年前期エール(主演は窪田正孝/男性)東京20.1%
1032020年後期おちょやん杉咲花大阪17.4%
1042021年前期おかえりモネ清原果耶東京16.3%
1052021年後期カムカムエヴリバディ上白石萌音・深津絵里・川栄李奈大阪17.1%
1062022年前期ちむどんどん黒島結菜東京15.8%
1072022年後期舞いあがれ!福原遥大阪15.6%
1082023年前期らんまん(主演は神木隆之介/男性)東京16.6%
1092023年後期ブギウギ趣里大阪15.9%
1102024年前期虎に翼伊藤沙莉東京16.8%
1112024年後期おむすび橋本環奈大阪13.1%
1122025年前期あんぱん今田美桜東京16.1%
1132025年後期ばけばけ髙石あかり大阪15.2%
1142026年前期風、薫る見上愛・上坂樹里東京13.8%
1152026年後期ブラッサム石橋静河・加賀まりこ大阪—

令和の15作は東京7・大阪8で、前期と後期を交互に受け持っています。半年ごとに交代で作るという仕組みが、そのまま続いていることが分かります。

朝ドラ歴代女優の顔ぶれは昭和・平成・令和でどう変わった?

朝ドラ歴代女優の顔ぶれは昭和・平成・令和でどう変わった?

115作を元号で分けて数えると、作品数は昭和41・平成59・令和15で、平均視聴率の中央値は39.2%→21.1%→16.2%と下がっています。

下の表は、上の一覧表を私が元号ごとに集計し直したものです。作品数・制作局の内訳・視聴率・ヒロインの人数まで、同じ物差しで並べてあります。

時代作品数東京/大阪平均視聴率の中央値最高最低ヒロイン複数男性単独主演
昭和4128/1339.2%52.6%30.2%46
平成5930/2921.1%38.5%13.5%82
令和157/816.2%20.1%13.1%32

「ヒロイン複数」は、同じ作品にヒロインが2人以上いたか、途中で交代した作品の数です。「男性単独主演」は、主役が男性でヒロインという立場の女優がいなかった作品の数になります。

昭和は一代記と1年放送で数字が積み上がった

昭和の41作で目立つのは、1つの作品を1年かけて放送していたことです。第14作『鳩子の海』までは1年放送で、じっくり見る習慣がついたぶん数字も積み上がりました。

作り方の型を決めたのは第6作『おはなはん』です。文芸作品を映像にする路線だったところへ、明治・大正・昭和を生き抜く女性の一代記という形を最初に持ち込んだ作品でした。

もう1つの節目が第4作『うず潮』です。大阪で作られた最初の作品で、ヒロインに新人を起用した第1作でもありました。ここから「新人が抜てきされる番組」という見られ方が生まれています。

平成に半年放送と東京・大阪の交互制作が定着

平成の59作は、東京30・大阪29とほぼ半分ずつです。半年ごとに作る局が入れ替わる形が、この30年ですっかり定着しました。

顔ぶれも変わります。第54作『ひまわり』の松嶋菜々子さん、第61作『あすか』の竹内結子さん、第69作『てるてる家族』の石原さとみさんのように、あとから代表作を何本も持つ人が続きました。

数字のほうは平成のあいだに38.5%から13.5%まで開いています。同じ元号の中でこれだけ幅があるので、平成をひとまとめにして語ると実態からずれてしまいます。

令和は平均視聴率の中央値が16%台に

放送を終えた令和の14作は、平均視聴率の中央値が16.2%です。いちばん高い第102作『エール』で20.1%、いちばん低い第111作『おむすび』で13.1%と、幅そのものは7ポイントほどに収まっています。

顔ぶれの面では、第105作『カムカムエヴリバディ』で3人、第114作『風、薫る』と第115作『ブラッサム』で2人ずつと、1作に複数のヒロインを立てる作りが続けて出てきました。

私はこの並びを見て、朝ドラ歴代ヒロインの選び方が「1人の一代記」から「複数の人生を並べる」方向へ動いていると思っています。表の令和15作のうち3作が複数ヒロインというのは、昭和41作で4作だった割合を上回っています。

朝ドラ主人公一覧とヒロイン一覧は同じ?主役が男性だった10作

主人公の一覧とヒロインの一覧は、10作分だけずれます。115作のうち10作は主役が男性で、ヒロインという立場の女優がいません。

さらに、ヒロインが2人以上いた作品や、放送の途中で主役が交代した作品が15作あります。この2つを足すと、名前の数と作品の数が合わなくなる理由が分かります。

下の表は、その25作を並べたものです。「並び方」の欄で、男性が単独で主演したのか、ヒロインが複数いたのか、途中で交代したのかを分けました。

作数作品名放送並び方ヒロイン(主演)
1娘と私1961年男性が単独主演(主演は北沢彪/男性)
3あかつき1963年男性が単独主演(主演は佐分利信/男性)
5たまゆら1965年男性が単独主演(主演は笠智衆/男性)
7旅路1967年ヒロイン2人日色ともゑ(主演は横内正)
14鳩子の海1974年途中で交代斉藤こず恵→藤田美保子
19いちばん星1977年前期途中で交代高瀬春奈→五大路子
31おしん1983年途中で交代小林綾子→田中裕子→乙羽信子
32ロマンス1984年前期男性が単独主演(主演は榎木孝明/男性)
33心はいつもラムネ色1984年後期男性が単独主演(主演は新藤栄作/男性)
35いちばん太鼓1985年後期男性が単独主演(主演は岡野進一郎/男性)
42青春家族1989年前期ヒロイン2人いしだあゆみ・清水美砂
44凜凜と1990年前期男性が単独主演(主演は田中実/男性)
45京、ふたり1990年後期ヒロイン2人山本陽子・畠田理恵
47おんなは度胸1992年前期ヒロイン2人泉ピン子・桜井幸子
52春よ、来い1994年後期/1995年前期途中で交代安田成美→中田喜子
53走らんか!1995年後期男性が単独主演(主演は三国一夫/男性)
55ふたりっ子1996年後期ヒロイン2人岩崎ひろみ・菊池麻衣子
79だんだん2008年後期ヒロイン2人三倉茉奈・三倉佳奈
85カーネーション2011年後期途中で交代尾野真千子→夏木マリ
91マッサン2014年後期ヒロイン2人シャーロット・ケイト・フォックス(主演は玉山鉄二)
102エール2020年前期男性が単独主演(主演は窪田正孝/男性)
105カムカムエヴリバディ2021年後期ヒロイン3人上白石萌音・深津絵里・川栄李奈
108らんまん2023年前期男性が単独主演(主演は神木隆之介/男性)
114風、薫る2026年前期ヒロイン2人見上愛・上坂樹里
115ブラッサム2026年後期途中で交代石橋静河→加賀まりこ

男性が単独で主演した10作

男性が単独で主演したのは第1作『娘と私』・第3作『あかつき』・第5作『たまゆら』・第32作『ロマンス』・第33作『心はいつもラムネ色』・第35作『いちばん太鼓』・第44作『凜凜と』・第53作『走らんか!』・第102作『エール』・第108作『らんまん』の10作です。

最初の10年に3作が集まっているのは、この番組が女性の一代記を描くものとして固まる前だったからです。第6作『おはなはん』で型ができたあと、男性主演は長く出てきませんでした。

次に男性が主役になったのは第32作『ロマンス』で、『おはなはん』以降では初めてのことでした。第53作『走らんか!』も、第44作『凜凜と』以来5年半ぶりという間の空き方です。

近年の第102作『エール』と第108作『らんまん』は、主演が窪田正孝さんと神木隆之介さんで、相手役に二階堂ふみさんと浜辺美波さんが立ちました。この2作を「ヒロインは二階堂ふみ・浜辺美波」と書いている一覧もあり、数え方が分かれるところです。

ヒロインが2人以上・途中で交代した15作

ヒロインが1人ではない作品は15あり、中身は同時に複数立てる形と途中で交代する形の2通りに分かれます。

交代した6作は、第14作『鳩子の海』・第19作『いちばん星』・第31作『おしん』・第52作『春よ、来い』・第85作『カーネーション』と、放送中の第115作『ブラッサム』です。『おしん』は少女期・青年期・老年期を小林綾子さん、田中裕子さん、乙羽信子さんの3人で演じました。

複数を同時に立てた9作には、双子の三倉茉奈さんと三倉佳奈さんが出た第79作『だんだん』や、親子3代を3人で演じた第105作『カムカムエヴリバディ』が入ります。前作の第114作『風、薫る』も、看護婦2人のバディを描くW主演でした。

この15作を1人ずつ数えると、115作に対して女優の名前は120になります。名前の数と作品の数が合わないと感じたら、この表を見てもらうのが早いです。

主役の女優はオーディションとオファーの2通りで決まる

主役の決まり方はオーディションで選ぶ場合と、直接オファーする場合の2通りです。作品ごとにどちらかが選ばれていて、全作の内訳は公表されていません。

いま進んでいる例で言うと、2027年後期の第117作『なぎさの進化論』は、ヒロインをオーディションで決めると発表されています。第114作『風、薫る』も、W主演のうち1人はオーディションで選ばれました。

一方で、第115作『ブラッサム』の石橋静河さんや第118作『ほんのモキチ』の河合優実さんのように、先に主演だけが発表される作品もあります。すでに実績のある人へ直接声をかける形です。

「新人の登竜門」という印象が強い番組ですが、令和の15作を見るかぎり、実績のある人が主役に立つケースのほうが多くなっています。

最近の朝ドラ一覧と次のヒロイン|2026〜2028年に決まっている作品

最近の朝ドラは第115作『ブラッサム』が放送中で、9月28日に始まりました。その先の第116作から第118作まで、作品名と主演はすでに発表されています。

下の表は、放送中の1作と、まだ放送されていない3作をまとめたものです。放送時期・主演・作る局を並べました。

作数作品名放送予定ヒロイン(主演)制作
115ブラッサム2026年後期(放送中)石橋静河・加賀まりこ大阪
116巡るスワン2027年前期森田望智東京
117なぎさの進化論2027年後期(オーディションで決定)大阪
118ほんのモキチ2028年前期河合優実東京

前作「風、薫る」は見上愛と上坂樹里のW主演で最終回

第114作『風、薫る』は2026年3月30日に始まった東京制作の作品で、見上愛さんと上坂樹里さんのW主演でした。明治時代に訓練を受けた看護婦2人を描くバディものです。

全130回で9月25日に最終回を迎え、関東地区の期間平均世帯視聴率は13.8%でした。歴代では第111作『おむすび』、第81作『ウェルかめ』に次ぐ数字で、第80作『つばさ』と並んで下から3番目です(産経ニュース)。

役名は見上愛さんが一ノ瀬りん、上坂樹里さんが直美です(NHK「風、薫る」番組ページ)。

W主演のうち上坂樹里さんはオーディションで選ばれています。

いま放送中の「ブラッサム」は石橋静河が主演

第115作『ブラッサム』は2026年9月28日に始まった大阪制作の作品で、主演は石橋静河さんです。作家の宇野千代さんをモデルにした葉野珠の物語で、主題歌はYOASOBIの「咲き誇れ」です(NHK「ブラッサム」番組ページ)。

1980年代の晩年の珠は加賀まりこさんが演じていて、第1回から昭和57年の場面で登場しました。1人の役を年代で2人が演じ分ける型は、上の一覧でいうと第85作『カーネーション』以来です。

タイトルには「咲き誇れ」という意味が込められていると説明されています。明治から昭和までを自由に生きた人の話なので、昭和に多かった一代記の系統に近い作りになりそうです。

第116作から第118作までのヒロインも発表済み

その先も、第116作『巡るスワン』が森田望智さん、第118作『ほんのモキチ』が河合優実さんと決まっています。第117作『なぎさの進化論』だけは、まだ主演が決まっていません。

『巡るスワン』は2027年前期で、脚本はバカリズムさんです。長野県の架空の町を舞台に、生活安全課で働く女性警察官を描くコメディーと発表されています。

『なぎさの進化論』は2027年後期で、大阪制作です。主演はオーディションで決めることになっていて、この番組で初めて獣医師が主人公になります。

2028年前期の『ほんのモキチ』は、脚本が宮藤官九郎さんです。歌人・斎藤茂吉の妻である輝子さんをモデルにした作品で、宮藤さんが朝ドラの脚本を書くのは第88作『あまちゃん』以来になります。

NHKテレビ小説一覧の正式名称は?連続テレビ小説の歴代作品の数え方

番組の正式な名前は「連続テレビ小説」です。「朝ドラ」も「NHKテレビ小説」も愛称や略した呼び方で、作品を数えるときは第1作から通し番号で数えます。

探すときに名前がぶれると、見つかる一覧の中身も変わってしまいます。ここでは呼び方と数え方を先に整理しておきます。

正式名称は連続テレビ小説、愛称のほうが広まった

1961年に始まったときの番組名が「連続テレビ小説」で、いまも変わっていません。朝の時間に放送されることから「朝ドラ」という愛称が広まりました。

「NHKテレビ小説」という言い方をされることもありますが、これも同じ番組を指しています。検索するときは3つのどれで入れても同じ番組にたどり着きます。

ただし作品の一覧を探すときは、正式名称のほうが取りこぼしが少なくなります。放送局が出している資料は、すべて「連続テレビ小説」の名前で整理されているからです。

1年放送から半年放送に変わったのは第15作から

数え方でつまずきやすいのが、1年放送から半年放送への切り替えで作品によって放送の長さが違うことです。第1作から第14作までは1年に1作、第15作『水色の時』からは半年に1作になりました。

そのあと第31作『おしん』・第46作『君の名は』・第52作『春よ、来い』の3作だけは、例外的に1年放送に戻りました。ここを知らないと、年と作数が合わなくて混乱します。

放送の長さは数字にも影響します。上位に1年放送の古い作品が並ぶのは、長く放送したぶん見る習慣がつきやすかったからだと考えられます。

東京と大阪が半年ずつ作っている

いまは前期を東京、後期を大阪が作るのが基本の形です。115作の内訳は東京65作・大阪50作で、大阪が増えたのは第16作『おはようさん』からになります。

大阪で作られた最初の作品は第4作『うず潮』でした。東京がオリンピックの中継でドラマを作る余裕がなかったことがきっかけだったと説明されています。

制作した局が分かると、舞台になる土地の傾向も見えてきます。大阪の作品は関西や西日本が舞台になることが多く、上の一覧でも大阪と書いた行にその傾向が出ています。

朝ドラ歴代ヒロイン一覧はwikiと公式リストで何が違う?

ウィキペディアには視聴率や主題歌まで入った作品一覧があり、NHKのアーカイブスには第1作から第113作までのあらすじと出演者が載っています。どちらも中身が違うので、目的で使い分けるのが早いです。

「wiki」で調べる人が多いのは、1ページで全部そろっているからです。ただ、そこだけを見ていると分かりにくい点もあります。

NHKのリストで確認できること

放送局のアーカイブスには「連続テレビ小説 全リスト」というページがあり、第1作『娘と私』から第113作『ばけばけ』まで、作数・放送年・作品名・原作・脚本・主な出演者・あらすじが並んでいます(NHKアーカイブス 連続テレビ小説 全リスト)。2026年9月7日に確認し、この記事の一覧表を1作ずつ突き合わせました。

ここで確かめられるのは、作品名と出演者、そして「この作品が何番目か」です。あらすじの文章の中に、初のカラー作品や初の大阪制作といった節目も書かれています。

いっぽうで、視聴率と制作局はこのリストには入っていません。第114作『風、薫る』と放送中の第115作はまだ載っていないので、最新作は番組ページのほうを見ることになります。

使い分けとしては、作品名と出演者を正確に確かめたいときはこのリスト、数字も一緒に見たいときは上の一覧表、というのが私のおすすめです。名前の表記ゆれが気になるときも、リストのほうが確かめやすいと思っています。

ウィキペディアだけを見ると迷いやすい3つの点

ウィキペディアで迷いやすい1つ目は、主演の欄に男性の名前が入っている行があることです。『らんまん』『エール』のように主演が男性の作品は、ヒロインを探しているとそこで止まってしまいます。

2つ目は、まだ放送されていない作品も同じ表に入っていることです。第116作より下の行は放送予定なので、「歴代」として数えるときは分けて考える必要があります。

3つ目は、交代したヒロインと同時に立てたヒロインが、同じ列に並んで書かれていることです。上の表では「途中で交代」と「ヒロイン2人」に分けたので、そこで見分けられます。

朝ドラ歴代キャストと視聴率ランキング【TOP20】

平均視聴率のいちばん高い作品は第31作『おしん』の52.6%です。TOP20は20作すべてが1988年までの作品で、上位は1年放送だった時期に集中しています。

下の表は、公表されている期間平均の数字(ビデオリサーチ調べ・関東地区・世帯)を高い順に並べたものです。ヒロインの名前も一緒に入れました。

平均視聴率ランキングTOP20(1位はおしんの52.6%)

1位は『おしん』の52.6%で、2位以下とは5ポイント以上の差があります。1回の放送では62.9%を記録したと伝えられていて、この数字はいまも抜かれていません。

順位作品名放送ヒロイン(主演)平均視聴率
1おしん1983年小林綾子→田中裕子→乙羽信子52.6%
2繭子ひとり1971年山口果林47.4%
3藍より青く1972年真木洋子47.3%
4鳩子の海1974年斉藤こず恵→藤田美保子47.2%
5北の家族1973年高橋洋子46.1%
6おはなはん1966年樫山文枝45.8%
7旅路1967年日色ともゑ(主演は横内正)45.8%
8あしたこそ1968年藤田弓子44.9%
9澪つくし1985年前期沢口靖子44.3%
10おていちゃん1978年前期友里千賀子43.0%
11マー姉ちゃん1979年前期熊谷真実42.8%
12鮎のうた1979年後期山咲千里42.7%
13はね駒1986年前期斉藤由貴41.7%
14心はいつもラムネ色1984年後期(主演は新藤栄作/男性)40.2%
15水色の時1975年前期大竹しのぶ40.1%
16雲のじゅうたん1976年前期浅茅陽子40.1%
17おはようさん1975年後期秋野暢子39.6%
18なっちゃんの写真館1980年前期星野知子39.6%
19都の風1986年後期加納みゆき39.3%
20ノンちゃんの夢1988年前期藤田朋子39.1%

並べてみると、20作のうち13作が1970年代までの作品です。1年かけて放送していた時期と重なっているので、作品の人気だけで順位が決まったわけではないことが分かります。

数字が低かった作品と、比べるときの注意点

数字が低かった作品でいちばん低いのは、第111作『おむすび』の13.1%です。次いで第81作『ウェルかめ』13.5%、第80作『つばさ』と第114作『風、薫る』がともに13.8%で続きます。

ただ、この数字だけで作品の良し悪しは決められません。いまは録画や配信で見る人が多く、放送中につけていた家の割合を表す数字は、昔と同じ意味を持たなくなっているからです。

比べるなら、同じ時期の作品どうしにするのが現実的です。放送を終えた令和の14作の中では『エール』の20.1%が頭ひとつ抜けていて、これは新型コロナで在宅の人が増えた時期と重なっています。

ヒロイン以外の歴代キャストで注目された人

キャスト全体で見ると、ヒロインの相手役や家族役から知られていった人も多くいます。第36作『はね駒』の渡辺謙さん、第98作『半分、青い。』の佐藤健さんなどがその例です。

子役から注目された人もいます。第31作『おしん』で少女期を演じた小林綾子さんは、そのあと第100作『なつぞら』にも出演していて、40年近く離れた2作に名前が並んでいます。

語りを担当した人が話題になることもあります。第14作『鳩子の海』のように主演が語りを兼ねた作品もあり、キャストの一覧を見るときは語りの欄も見ておくと発見があります。

朝ドラ歴代ヒロイン一覧に関するQ&A

朝ドラの歴代ヒロインは全部で何人ですか?

のべ120人です。作品は115ありますが、ヒロインが2人以上いた作品が15あり、主役が男性でヒロインという立場の女優がいなかった作品が10あるため、数が合いません。

歴代の朝ドラの一覧表はどこで見られますか?

この記事の3つの表で、第1作から放送中の第115作までを作品順に見られます。作品名とあらすじを確かめたいときは、放送局のアーカイブスにある全リストが第113作まで載っています。

朝ドラのヒロインは新人しか選ばれないのですか?

いいえ、朝ドラのヒロインは新人しか選ばれないわけではなく、実績のある人が主役に立つ作品も多くあります。新人が抜てきされた第4作『うず潮』の印象が強く残っていますが、近年は先に主演だけが発表される作品のほうが目立ちます。

朝ドラで売れなかった女優はいますか?

朝ドラで売れなかった女優かどうかは、1本の出演だけで測れるものではありません。その後の活動は人それぞれです。舞台や声の仕事に軸を移した人、名前を変えて活動している人もいて、テレビで見かけないことと活動していないことは別だと考えられます。

一番つまらなかった朝ドラはどれですか?

一番つまらなかった朝ドラは好みが分かれるところなので、順位をつけられるものではありません。数字で見たい場合は上のランキングが目安になりますが、いまと昔では見られ方が違うため、同じ物差しでは比べられません。

昔の朝ドラはいま見られますか?

一部は見られます。放送局の有料配信で数十本が公開されていて、放送中の作品は放送後1週間の見逃し配信でも見られます。ただし古い作品は映像そのものが残っていないものもあり、115作すべてが見られるわけではありません。

まとめ:朝ドラ歴代ヒロイン一覧は全115作、放送中は「ブラッサム」

この記事では、朝ドラ歴代ヒロイン一覧を第1作『娘と私』から放送中の第115作『ブラッサム』まで、昭和・平成・令和の3つの表にして紹介しました。

作品は115作、ヒロインを演じた女優はのべ120人です。ヒロインが2人以上いた15作と、主役が男性だった10作があるので数が合いません。

平均視聴率の中央値は昭和39.2%・平成21.1%・令和16.2%と下がっています。

その先も第116作『巡るスワン』から第118作『ほんのモキチ』まで決まっています。次の主演が誰になるのかも楽しみに待ちたいですね。

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